春をもとめて三春へ
そんな訳で、休日は家族で花見ドライブを兼ねて三春方面に行って来ました。
例年ならこの時期は滝桜見物の観光客で道路も大渋滞の三春の町ですが、今年は人出はかなり少ない様子。
みなさん、美しい春を見にどうぞ福島においでください。
室町時代の画僧「雪村」が晩年、活動の処とした庵。
アプローチの風になびく竹林の音と三春の原風景のような佇まいに癒されました。
この小さな公園とトイレ棟の施設は以前所属していた事務所時代に初めて挑んだプロポーザルコンペで獲得した思いれの深い作品です。10数年の時を経て美しくこの地に根付いてきた感じがしました。
当時の計画では左側に連続して休憩スペース棟が出来る予定でしたが未着工です。完成すれば全体が良いプロポーションとなるのですが…。
緩やかな円弧で身体化した溜まり場やスペースを意図してつくりました。
コンクリートのサインウォールはシルクスクリーンのサインが薄れていて見えなくなっていました。(出来た当初は三春駒など三春に関する様々な言われ等が描かれていて、滝桜へアプローチする際、三春のことが頭に入るプロローグとして考えていました。)
こうして、以前設計に携わった建築にもふれる事ができ、いい気分転換と福島の春を満喫した一日でした。