カテゴリ:公園の見える家( 22 )

昨年に建物が完成していた『公園の見える家』ですが、その後外構工事などを行っていた為なかなか撮影をするタイミングがありませんでした。
このたび、工事も無事すべて完成し撮影をさせて頂くことが出来ました。
お施主様のセレクトした家具や生活雑貨・備品などが置かれ、完成直後の竣工写真とはまた違った、ライフシーンの感じられる空間が写せました。
撮影:佐久間正人
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前面道路側より見る。
通り抜けできるピロティの奥に庭と公園が抜けて見える。右側平屋の突出した部分が玄関とガレージ。
外壁は左官コテ仕上げ、一部米杉板貼り
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公園側より見る。
2m下に道路があるためプライバシーが守られていて、屋根には10kwのソーラーパネルが設置されている
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高さを抑え公園をのぞく様に佇む建物
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玄関とガレージを見る。オーバースライダーを開けたところ、ガレージの奥に書斎の小窓が見える。
イームズのラウンジチェアーは1959年製の貴重なローズウッドのヴィンテージ
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玄関から奥の公園まで長く真っ直ぐに視線と風が抜ける(ホール正面の木製引戸で開閉が可能)。ヘーベシーベの大きな木製ハンガードアでガレージにも行き来ができる。
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LDKからテラス越しに公園を見下ろせる。
ダイニングはチーク材のテーブルとイームズのシェルチェアー、ペンダントはPH50のワサビグリーンモデルをチョイス
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天井高さ5.3mの吹き抜けLDKから2階方向を見上げる。
白漆喰の壁とホワイトオークの床にグリーンモケットのカリモクソファーが映える。
中央扉の奥に庭とピロティに面した和室がある
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公園側からの夜景。
抱きの深い木枠でフレーミングされた吹抜のLDKが浮かび上がる
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テラス越しのLDK夜景。デッキ材はブラジリアンイペ
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トンネル状のピロティ―の奥に庭と公園が広がる。米杉のルーバーで隣家からのプライバシーを守っている。
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2階 MBR。木製の回転窓からLDKと公園を見下ろせ、マットなガラスブロックからの淡い光が滲む。シャンデリアはアンティークで、パリのアパルトマンをイメージ。
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2階 ロフトのある子供室。隣の子供室ともロフトでつながっている。六角形の棚は70年代のヴィンテージで、色々な形に組み合わせ増殖が可能
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『公園の見える家』が完成し、お施主様に引き渡されました。
新しい土地での新たな家族の生活、くらしに徐々になじまれ、お施主様と共にこの建物が年月を重ね、暮らしを楽しむ拠り所となるよう願っています。
事務所を独立した当初から僕を応援してくださり、設計者に選んでいただいたお施主様に心より感謝いたします。
また約9ヶ月と長きに渡り、緻密な職人技で施工に携わっていただいた橋本工務店をはじめとする全ての施工関係者に、御礼いたします。
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暖かい秋の陽だまりが家族の新たな生活を祝福しているようでした。
S君、目の前が公園なのでいつでも遊びに行けるよ。
1959年製ビンテージのイームズ・ラウンジチェアーもようやく居場所が落ち着き、居心地が良さそうに佇んでいました。
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公園側より見る。手前の道路より約2m高い土地に建っているため、公園側に圧迫感を与えないようなるべく高さを低く抑えています。
これから、徐々に外構のフェンスやウッドデッキ・植栽などを仕上げていきます。
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『公園の見える家』は今月末の完成を目指して、内装の塗装工事などが進められています。

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吹抜けのある1階LDK。
足場が残っていたり、養生シートで覆われて全貌がまだ見えませんが漆喰塗装の下地が出来上がり、雰囲気は徐々に感じられるようになってきました。
しっとりとしていて、いい感じです。

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今回はお施主さん自ら、2階個室の塗装下地から仕上げまでを行います。
プロの塗装屋さんの指導のもと、下地の処理に励むクライアントKさん。(あともう一息です、がんばってください!)

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2階個室の窓越しに、LDKの吹抜け~公園までが見下ろせ、気持ちいい空間です。ちなみにこの部屋も、クライアントが塗装下地を行いました。
だんだん、こなれてきた感がうかがえます。
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北東側から見る。
東隣地側はピロティで庭へ通り抜けられ、軒下の木陰スペースとして多目的に使えるようにしました。また、南側に広がる公園への視線の抜けが道路側からも感じ取れるようにしています。
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公園側から見る。
敷地は道路から約2m高く、LDKの大きなガラス面で公園側に広がる眺望を、大きく取り込むようにしました。
箱型の木のフレームとガラス面が、LDKから見る公園~山林の風景を切り取り、この立地ならではの開放感をもたらします。
これから手前に目隠しフェンスを設置し、公園側からのプライバシーを守ると共に、建物がより低く構えた見え方になるようにフェンスの高さを検討したいと考えています。
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内装もおおよそ出来つつあります。写真はお施主様自ら、施工したペンキ下地のパテ処理。(なかなか上手に出来ています。ちなみにペンキ塗装もセルフビルドでこれから行います。)
これから住まわれる方が、こうして自分の手で何かをすることで、家族に家づくりの記憶として残り続けていくことでしょう。
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『公園の見える家』は外壁工事が概ね、完了しました。
建物の外形を形づくるメインの壁は左官仕上げの大壁とし、凹んだ壁を板壁とし素材の違いと凹凸で建築の陰影とボリュームを表現しています。
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公園側から見上げる。
LDKのガラスの大開口部と凹んだ壁と軒天がウエスタンレッドシダーの板貼り。
ガラス面に映る風景と板の表情が、公園に対して大きなスクリーンとなるように考えました。
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軒下のデッキテラスとなるウエスタンレッドシダーの板壁と軒天。
なんと4.9mの一枚物の材料を新木場まで、材木屋さんが取りに行ってくれたとのこと。
おかげで、継ぎ目無しの美しい仕上がりと表情を見せています。
僕もこんなに長いレッドシダーは、初めて見ました。
施工サイドの現場に賭ける意気込みに感謝です。
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屋根に太陽光発電のソーラーパネルが設置されました。
一般住宅としては大きめの定格出力約10kwの発電量で、今回は全てを売電する計画です。
しかし、この住宅地の屋根を見渡すとほとんどの屋根にソーラーパネルが設置されています。
それだけ一般化したということか、昨今の電力需要に関心が高くなったということでしょうか。
最もハウスメーカーの戦略的なことが、一番多いかもしれません。
いずれにしろ、自然エネルギーを多いに活用することは今後の建築を考えていく上でも、重要な課題のひとつです。
あとは、このような装置を建築にうまくデザイン的に処理することを我々設計者は、考えていかなくてはなりません。
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ソーラーパネル設置により、太陽光が遮熱され、屋根の野地板温度が約11℃も下がるとのこと。
付加の効果として、夏場の冷房効果も期待できます。
パネル本体は屋根に穴を開けることなく、グリップ金具で固定しています。

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周りの住宅の屋根にもソーラーパネルが数多く設置されています。
この新興住宅地は、全て南雛壇の宅地となっている採光に配慮した住宅地になっていて、車を走らすとソーラータウンの様相です。
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いよいよ外壁の左官仕上げの工程に入りました。
天気予報と相談し、数日間工程が遅れましたが今日は朝から晴れの予報。
左官職人さん5人と材料練り1人の6人体制で施工に臨み、天気のよい一日でほぼ全ての外壁面を仕上げます。

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現場ではザラザラとした職人のコテ押さえの音が響いています。
このような作業の音や丁寧な手仕事が建築のつくりを一層魅力的なものに感じさせてくれます。

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大きな壁面に手仕事による程良いムラ。
このモノリシックでラフな感じが、いい雰囲気となりました。

その日の夕方、無事左官仕上げが終了したとの連絡があり、一安心です。
職人の皆さん、お疲れ様でした。
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1階のフローリングが貼り上がりました。
今回は工務店側で掘り出し物のめずらしいホワイトオークの無垢材を見つけて頂きました。
なんと「泣く子も黙る」希少価値のある6尺(1.82m)の一枚物のホワイトオークです。(※乱尺のユニフローリングではありません!)

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ホワイトオークの上品な木目と木肌が空間に温もりとソリッド感を醸し出しています。
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わかる人にはわかる長尺物のこのオーラ。
最後にオスモのウッドワックスでマットに仕上ます。
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養生中ですが2階の子供室も1階と同じホワイトオークのフローリングで貼り上げました。
隣の個室まで2室を貫くロフトも形が見えてきました。
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外壁下地のシーリングも完了し、左官工事に入る前の下地処理を行っています。
内装のフローリングも2階は完了し、1階を現在施工中です。
実はこのフローリングの張り方にも色々とあって、どこから張り始めるかとか張り方向やジョイントのずらし方など現場で確認・指示すべき内容が結構あります。
そして今回は玄関からリビングへ続く長いアプローチをより強調するため、フローリングを長手方向に張って行きます。
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玄関からリビング方向を見る。
奥のリビングまで約17mもあり、フローリングを手前から奥に長手方向に張っていくことにしました。
この敷地の持つ南北に長い形状を活かした、端から端まで縦断するような奥行きのある動線を意図しています。
そして明るいリビングの先にはこの家のハイライトでもある『公園の見える風景』が待っています。
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ビルトインガレージのアルミ製のオーバースライダーもセットされました。
向かって左が玄関。そのまた左奥が庭に抜けるピロティ。このピロティは振れ止めを兼ねた細いステンレスの柱で支持されています。
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『公園の見える家』は左官下地となる外壁が貼りあがりました。
今回は建物のモノリシックな感じの表情を大切にし、左官職人さんの手による少しザラッとした素材感のある外壁仕上になります。
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今日は外壁の数種類のサンプルを持ち込み、お施主様にイメージを見ていただきました。
周辺建物との色合いや素材感などを確認し、「これだ!」と思う仕上と色を決定しました。
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エントランス側ビルトインガレージのオーバースライダーの取り付けも行われていました。
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内部もグラスウールが壁に充填され、フローリングを2階から貼りはじめます。
今回初めて松無垢材の235幅の幅広の長尺フローリングを使います。(正面に積んであるのが見える)
少しラフでワイルドな感じに貼りあがるのが愉しみです。
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