カテゴリ:香久池の家( 19 )

外壁のサイディング工事が概ね完了し、一部の板貼りを残すのみとなりました。
今回は白い外壁を基調とし、凹んだ一部に板貼りのウエスタンレッドシダー(米杉)を貼り、凹凸感を出します。
今日は天気も良く、白い外壁と街路樹の緑と澄んだ青空のコントラストが美しく、夏とは違う眩しさを感じました。
もう秋が、すぐそこまで近づいて来ています。
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南東側より見る。
手前の小さなボリュームがエントランス。
これから軒下部分にウエスタンレッドシダーが貼られ、焦げ茶色で仕上げます。
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2階のデッキテラスからの眺め。
ゆるい坂道に面した高台で、大きな街路樹の緑と遠くの風景まで抜けた眺望が楽しめます。
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現場の至る所に貼ってある施工図。
この施工図は設計図を基に、現場監督が枠のチリや見付けなどの細かい納まりを、実際に施工業者や職人に伝えるために書き直した図面です。
この施工図が、建物の精度や意匠に大きく影響してきます。
現場監督の几帳面で丁寧な図面が、設計者の意図を現場に反映してくれます。
これが現場における設計監理の醍醐味でもあります。
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1階キッチンより一段高いスキップフロアーの客間(和室)を見る。
客間の床は手前のLDKより1.2m高く、レベル差によるLDKからの採光・通風と視線の抜けを考慮。
また、床下には大容量の収納(約8畳)が設けられていて、生活機能をまかなうようにしました。
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その客間は階段の踊場レベルにあり、上階のスペースと緩やかにつながっています。
左側の出窓ベンチから街路樹の緑を内部空間に届け、左上部はロフト、右は2階のサブリビングに吹抜けを介してつながります。
客間ではありますが、この家の中心であり二世帯をつなぐプラットフォーム的なスペースです。
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2階個室から、奥のロフトを見る。
このように様々な抜けと大小のつながりの空間を、各スペースに散りばめました。
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東北地方は、ようやく梅雨も明け本格的な夏がやってきました。
香久池の家の現場も、工事が順調に進んでいます。
お盆休み前に屋根の板金工事やサッシ取付、外壁の防水シートまで終わらせ、夏休みに入る予定です。
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4層のスキップフロアーからなる、内部空間。
大小の変化のある空間が、見え隠れしながらゆるくつながっていきます。
今回は二世帯住宅のため、お互いの程よい距離感や居場所みたいなものが、うまく空間に生まれればと思っています。

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1階のフロアーから半階上がった、客間スペースを見る。(客間の下は床下収納)
半階のズレがそれぞれのスペースの上下の関係を生み出し、視線と風も通り抜けて、気持ちの良い空間のつながりを生み出せればと思っています。
上の写真に写っている大工さんとこの右側に写っている大工さんは実は兄弟です。
ここしばらく僕の現場を担当してもらっていて、こつこつとしっかり作っていただいています。
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梅雨の続く中、天候に左右されながらもようやく上棟を迎えることができました。
今年の梅雨は、それにしても長いですね。
来週からはようやく夏らしくなり、工事も順調に進みそうです。

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東側より見る。
手前と奥のボリュームは同じ屋根勾配を持ち、玄関入口は小さなボリュームからアプローチします。
その上の下屋が眺望の良い、ルーフデッキテラスになります。

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2階の天井は小屋組みを現しで仕上げます。
予め倉庫で厳選してきた、ベニヤを現場で並べてパズルをそろえる様に、色目と板目を合わせて貼ってゆきます。

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455のレギュラーなピッチでリズムを刻む、2x8(ツーバイエイト)の垂木構造の天井。
ベランダの軒天は、なるべく薄く見えるように垂木下をテーパーカットしています。

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現場では、天井屋根が薄い一枚の板のように軽やかに見えています。
所々から差し込む、隙間の光がスリットのようで綺麗です。
今度は、こんな美しい光の差し込む屋根を設計しようかな。
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基礎もきれいに打ち上り、今日は明日から始まる土台入れに向けて、壁の芯を基礎に書き出す、墨出しという作業が行われていました。
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赤と青、グレーの配管が基礎の上に張りめぐらされています。
赤がお湯、青が水、グレーが排水管で、ひと目でどれがどのルートで繋がるか分かるようになっています。
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先日は恒例行事となりつつある、天井表しの仕上になるラワン構造用合板の選別に、建材屋さんの倉庫に行ってきました。
今回は割とすんなりひとやまのベニヤから、ある程度良さそうな物が揃いました。
その後は、プレカット工場に伺いCADオペレーターを交えての、最終的なプレカット図のチャックバックと細部の納まりなどの打ち合わせを行いました。
これで来週から始まる、建て方への準備は万端です。あとはお天道様に天気を祈るのみです。
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『香久池の家』は基礎工事が進められています。
昨日は配筋検査を行い、今日は梅雨の貴重な曇り空の下、朝からコンクリートの打設が進められています。
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午前中で打設も完了し、左官屋さんがコテ押さえを行っています。
この二人の職人さんは、僕の自宅の施工もして頂いた腕利きの左官職人さんです。
美しい金ゴテの仕上がりに期待します。

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コンクリートを打設するブームと呼ばれる大型作業車とミキサー車も何とか、敷地脇に寄せられ打設も順調にいきました。
左に佇む、現場監督さんもほっと一安心。
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基礎の配筋状況。
今回も基礎を断熱し、コンクリート蓄熱式のスラブヒーターをスラブ(土間床)に埋設しています。
これで、スキップフロアーで繋がる抑揚のある空間を基礎から暖めます。
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しばらく更新が途絶えていた『香久池の家』の工事がいよいよ始まります。
工事にさきがけ、土地の神様を鎮める地鎮祭が滞りなく開催されました。
梅雨の合い間の涼しいなか、ご家族や親戚の方々にも参加していただき、これから始まる工事の安全を祈願し、ご家族の皆様は、住まいの完成をとても愉しみにしていらっしゃいました。

震災を期に、今まで生まれ育った記憶と思い出のある建物を、取り壊しての今回の工事。
ふたたび家族が集い、一家団らんの楽しめる記憶に残るような住まいを、つくり上げていきたいと強く思います。

今年の11月末の完成に向けて、工事関係者の皆様よろしくお願いいたします。
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二世帯住宅として設計中の香久池の家は、プランも概ね決まりつつありより魅力的な立体構成の検討を模型で行っています。
1:50の縮尺で内部の間仕切家具や階段など、空間を創っていく要素の形を組み立てながら設計を進めています。
1:50で模型を作り、よりリアルな建築を御施主様に見て確認していただくのと同時に、設計者としても図面では読取れなかった内部のつながりや見え方などの確認のためでもあります。
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スキップフロアーの立体的な構成が見えてきました。
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南側はテラスと板壁と深い軒が、庭に対して表情を作り出します。
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断面模型で室内を覗き込み、空間の繋がりや風景の見え方などを確認してゆきます。
この模型はバラバラに解体できるようにして作っていて、御施主さまにも見たいシーンをお見せできるようにしてあります。
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郡山市内の静かな公園の近くに計画中の2世帯住宅です。
ケヤキや桜並木のある緩やかな坂道に面していて、この緑豊かな借景を活かし庭~室内~並木道への抜けていく気持ち良さと空間の上昇感みたいな物がリンクできないかをスタディーしています。
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南東側より見る。

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北側の並木道側より見る。

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内観スケッチ。
スキップフロアーの一段高いスペース越しに、並木道の街路樹が空間の一部として見えるように考えています。
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