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『小原田の家+アトリエ』 実験住宅としての住まいとアトリエ

実験住宅というと、一般的にソーラー発電や風力発電などの設備的なことを思い浮かべますが、今回はそうではなくて、暮らしで四季を通して感じる居心地であるとか、光や風、空間の広がり、奥行き、抑揚など空間の質が体感的に感じられるような実験住宅としている。
スキップフロアーのレベル差によって生まれるジグザクのつながりや見え隠れする空間、同時多角的なつながりなど、移動によって様々な表情や空間体験が空間の質を高めて行きます。
ルイスバラガン自邸のような深い陰影による空間の静寂、荒々しくも素材の持つピュアな強さに惹かれます。ケーススタディハウスとしてイームズハウスの住まいとアトリエの近接による空間のヒエラルキー、実験の場としてとらえ工業製品で組み立てられた潔さ、グラフィカルなファサードに込められた意味の深さ、大小の抑揚のきいたアルコーブ、縁側的移動空間などをリスペクトします。
また、ルイスカーンのアンビルドに終わったずれたスペースユニットによる実験住宅の再解釈。
これらの魅力的な建築へのオマージュのように、少しでもこの建築がポテンシャルを持ち続けていけることができればと思います。
建物の建設工事は一応完成を迎えますが、建築自体はこれが完成形ではなく、これから住み心地を確認しながら永く手を加え、より熟成させて行きたいと考えています。
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by maenaoarchi2010 | 2013-01-22 16:09 | つながりの家