街中と違い周辺は360度、田園風景の広がる長閑な場所です。この敷地の持つポテンシャルをどのように、建築空間に取込むことができるか、スタディーを繰り返しています。
春の水田に映る空、雲の流れ。
夏の日の吹き抜ける気持ちよい風、辺り一面の緑の風景と棚田、水路のせせらぎ、蛙の大合唱、大木の松と竹林、遠くの公園への眺望、遠く安達太良山に沈む夕日。
秋一面の黄金色に染まった稲穂。
冬一面の雪の銀世界、安達太良の吹き降ろし。
小高い丘の牧歌的な風景、観覧車の夜景、バイパスを行き交う車のライト、多角形な敷地境界など、断片的な風景のイメージを手繰り寄せています。